株主・投資家の皆様へ
株主の皆様には、日頃より格別のご支援とご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
当連結会計年度におけるわが国経済は、堅調な企業業績を背景とした所得環境の改善やインバウンド需要の増加により、緩やかながら回復基調で推移いたしました。一方で、政策金利の引き上げによる金利上昇や、実質賃金の伸び悩みによる個人消費の落ち込みから、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの業績概況といたしましては、業績回復に向けて価格転嫁を推し進めてまいりましたが、売上拡大を目指して事業譲受した機能性材料部門の保護フィルム事業の立ち上げに向けた各種費用の先行が営業収益を圧迫し、赤字幅は縮小したものの営業赤字となりました。
経常利益及び親会社に帰属する当期純利益は、受取配当金や政策保有株式売却による投資有価証券売却益から黒字となりました。
その結果、当社グループの経営成績は、売上高294億30百万円(前年同期比6.9%増)、営業損失34百万円(前年同期は営業損失1億95百万円)、経常利益88百万円(前年同期比150.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2億37百万円(前年同期比31.9%減)となりました。
今後も企業価値向上に向け総力をあげて邁進する所存でございますので、従前と変わらぬご支援、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
2025年6月
代表取締役社長